2017_10
02
(Mon)09:08

わたしは期間限定のオムレツが食べたい!

※この小話を読む前に「空に舞う白い羽根」を読む事をお勧めします。

※元ネタ ドラクエ11のCMです。

ラフィアはレストランの前で地面に大の字になって暴れていた。
「食べたい! どうしても食べたいの! 食べさせてくれなかったらユラ君と一緒になって一生リン君にイタズラしちゃうんだから!」
本来のラフィアはこんな風に駄々をこねることはない、しかしラフィアの好物であるオムレツでしかも期間限定となると性格が変わる。
周囲には好奇の目で見る天使が集まっているが、ラフィアはお構いなしだ。
「ラフィ……」
リンは幼馴染みの我が儘に困った。
ラフィアはお金が足りず、自腹で期間限定のオムレツが食べられないため、リンに頼らざる得ないのだ。
ちなみにユラというのはリンの弟だ。
「もう……分かった。今回だけだよ」
「ホント!?」
ラフィアは体を起き上がらせて、目を輝かせる。
「言っておくけど、ちゃんと家事は手伝ってね。それが条件」
ラフィアは家事をあまりやらず(皿の片付けはするが)リンや母親に任せきりにしている。
一方で家の庭に咲いている花や畑の世話はしているのだ。
「家事でも何でもやるよ! 有難うリン君!」
ラフィアはリンに抱きついた。
我が儘の末に食べれたオムレツは格別に美味しかった。

takuさん>
お誕生日おめでとうございます。
takuさんにとって素敵な一年になることを願います

拍手を下さった方有難うございます
とても嬉しいです

2017_09
25
(Mon)19:17

ユラのイタズラ

※この小話を読む前に「空に舞う白い羽根」を読む事をお勧めします。

ラフィアが下駄箱を開くと、そこから白い煙が出た。
「きゃっ!」
ラフィアは短い悲鳴を上げる。
「ラフィ!」
リンはラフィアに近づくと、ラフィアの身に起きた異変に気付く。
ラフィアの頭には猫耳が生えていたからだ。
「どうしたの? リン君……」
リンの表情が凍りついている事に、ラフィアは戸惑う。
「あっはっは! 何だよその頭!」
ユラは笑いながら現れた。
ユラはリンの弟で、一日一回はイタズラを仕掛けるのだ。ラフィアの頭に異変を及ぼしたのも彼が原因だ。
ラフィアは自分の頭に触れて、自分に起きたことに気付く。
「ひゃっ! 何これ!」
頭に柔らかい物が出ていて困惑した。
「ユラ……」
リンの声には怒りがこもる。
「今すぐラフィを元に戻せ」
「やだよ、ラフィの猫耳結構似合ってるじゃん、ラフィがその頭のまま校内を一周したら考えなくもないけどな」
無茶な条件にラフィアは涙目になる。
こんな姿を同級生に見られたら次の日には変な目で見られる。
それだけは困る。
「それはお前の基準だろ、ラフィに迷惑をかけるなよ」
「あー! 兄さんが怒ったー逃げろー!」
ユラは楽しげに言うと、二人に背を向けて逃げた。
「待て!」
リンはユラを追いかけた。
その後、ラフィアは元に戻り、ユラはリンに叱られたのだった。

返信
ユズリハさん>
退院しました。静養します。

俊樹さん>
自分は水泳が好きですね

拍手を下さった方
有難うございます。とても嬉しいです。




2017_09
18
(Mon)08:13

真夜中の警告

※この小話を読む前に「空に舞う白い羽根」を読む事をお勧めします。
なお、今回掲載する話はあくまで妄想で作りましたので、本編とは設定が多少違いますのでご了承下さい。

真夜中の警告

「おい、起きろよ」
リンは聞き覚えのない声により、眠りを遮られた。リンが目を開けると周囲は真っ暗で何も見えず。黒い羽根を生やした少年が立っている。
リンを含む白い羽根を持つ天使が対立している黒天使の証だ。
「君は……」
「オレはベリルって言うんだ。ラフィアの幼馴染みであるオマエに警告しに来た」
ベリルと名乗った少年は言った。
「ラフィを?」
リンはラフィアを愛称で呼ぶ。彼女との信頼関係が築けている証である。
「近々、オマエのいる天界に黒天使は侵入する。ラフィアを捕まえるためにな」
「……何でラフィなんだ。他にもきみ逹が狙う相手はいるはずだ」
リンは幼馴染みを守りたくて言った。ベリルは「ちっちっ」と舌打ちをする。
「ラフィアじゃないとダメなんだ。アイツにはオマエが思っている以上にオレ逹に必要な力を秘めてるからな」
黒天使に狙われるような力を幼馴染みが持ってるのかと、リンは思った。
突然、ベリルが目の前から消えたかと思うと「こっちだぜ」と真後ろから声がする。
リンが後ろを向くと、ベリルが逆さまの状態で宙に浮いていた。
「オレは警告したからな、せいぜいラフィアを守れよ」
ベリルはそう言って、リンの前から姿を消し去った。
「ベリル……」
リンは黒天使の名を呼んだ。
明日起きたらラフィアを真っ先に見よう、そう誓った。

拍手を下さった方
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