それは、夜のことでした。
Category: 日記
「あー熱いな……」
私は風呂から上がり、締め切っていた扉を開く。
そこには信じられない光景が広がり、私は呆然とした。
「!?」
奴が廊下に忽然と姿を現していたからだ。あまりの事態に
私の全身は硬直する。
数日前にも一度その姿を見せたが、それきり行方不明になったままだが
予告もなしに突然姿を現されると、どう対処して良いのか分からない。
(動かないでよね)
しかし私の思いとは裏腹に奴は、小さな体に似合い素早く動き
近くにあったダンボールの箱に音を立てて登る。
(勘弁してよ)
心臓が鼓動を打ち、私は足音を押し殺して動いた。
私は奴がこの世界で一番嫌いなのだ。こうして奴と遭遇するだけで緊張するものだ。
かと言って、このまま放置しておけば、確実に家族に迷惑がかかる。
何か退治できる道具が無いか私は周囲を見回すと、ある物が目に飛び込んだ。
(これは……)
そこには一台の掃除機があった。これで吸い込んでしまえば
一件落着ではないか。
その間にも奴は、階段の壁に移動し、動かなかった。
チャンスは今しかない。音が五月蝿くて迷惑になりかねないが止む得ない。
私は急いで掃除機のコードを繋ぎ、電源を入れ、数秒足らずで奴を吸い込んだ。
一瞬のことだった。
「はぁ……はぁ……」
電源を切り、私は何度も呼吸をした。
どんなに頭の中から振り払おうと、奴の姿だけは忘れることはできない。
しかし退治はした。これでしばらくの間は安息が訪れる。
私は心の底から自分を褒めた。
===========
ほとんど実話です。
この後、もう一匹出て同様の方法退治しました。
どうも私は生き物に好かれるようですが、前にも言ったように
蝶や天道虫に好かれたいです。奴は御免ですね。
今はクロノクロスの曲を聞きながら打っています。
光田さんは凄いなと思いました。一つ一つの曲に力が入っています。
拍手を下さった方有難うございます。
とても嬉しいです。
私は風呂から上がり、締め切っていた扉を開く。
そこには信じられない光景が広がり、私は呆然とした。
「!?」
奴が廊下に忽然と姿を現していたからだ。あまりの事態に
私の全身は硬直する。
数日前にも一度その姿を見せたが、それきり行方不明になったままだが
予告もなしに突然姿を現されると、どう対処して良いのか分からない。
(動かないでよね)
しかし私の思いとは裏腹に奴は、小さな体に似合い素早く動き
近くにあったダンボールの箱に音を立てて登る。
(勘弁してよ)
心臓が鼓動を打ち、私は足音を押し殺して動いた。
私は奴がこの世界で一番嫌いなのだ。こうして奴と遭遇するだけで緊張するものだ。
かと言って、このまま放置しておけば、確実に家族に迷惑がかかる。
何か退治できる道具が無いか私は周囲を見回すと、ある物が目に飛び込んだ。
(これは……)
そこには一台の掃除機があった。これで吸い込んでしまえば
一件落着ではないか。
その間にも奴は、階段の壁に移動し、動かなかった。
チャンスは今しかない。音が五月蝿くて迷惑になりかねないが止む得ない。
私は急いで掃除機のコードを繋ぎ、電源を入れ、数秒足らずで奴を吸い込んだ。
一瞬のことだった。
「はぁ……はぁ……」
電源を切り、私は何度も呼吸をした。
どんなに頭の中から振り払おうと、奴の姿だけは忘れることはできない。
しかし退治はした。これでしばらくの間は安息が訪れる。
私は心の底から自分を褒めた。
===========
ほとんど実話です。
この後、もう一匹出て同様の方法退治しました。
どうも私は生き物に好かれるようですが、前にも言ったように
蝶や天道虫に好かれたいです。奴は御免ですね。
今はクロノクロスの曲を聞きながら打っています。
光田さんは凄いなと思いました。一つ一つの曲に力が入っています。
拍手を下さった方有難うございます。
とても嬉しいです。