2017_09
18
(Mon)08:13

真夜中の警告

※この小話を読む前に「空に舞う白い羽根」を読む事をお勧めします。
なお、今回掲載する話はあくまで妄想で作りましたので、本編とは設定が多少違いますのでご了承下さい。

真夜中の警告

「おい、起きろよ」
リンは聞き覚えのない声により、眠りを遮られた。リンが目を開けると周囲は真っ暗で何も見えず。黒い羽根を生やした少年が立っている。
リンを含む白い羽根を持つ天使が対立している黒天使の証だ。
「君は……」
「オレはベリルって言うんだ。ラフィアの幼馴染みであるオマエに警告しに来た」
ベリルと名乗った少年は言った。
「ラフィを?」
リンはラフィアを愛称で呼ぶ。彼女との信頼関係が築けている証である。
「近々、オマエのいる天界に黒天使は侵入する。ラフィアを捕まえるためにな」
「……何でラフィなんだ。他にもきみ逹が狙う相手はいるはずだ」
リンは幼馴染みを守りたくて言った。ベリルは「ちっちっ」と舌打ちをする。
「ラフィアじゃないとダメなんだ。アイツにはオマエが思っている以上にオレ逹に必要な力を秘めてるからな」
黒天使に狙われるような力を幼馴染みが持ってるのかと、リンは思った。
突然、ベリルが目の前から消えたかと思うと「こっちだぜ」と真後ろから声がする。
リンが後ろを向くと、ベリルが逆さまの状態で宙に浮いていた。
「オレは警告したからな、せいぜいラフィアを守れよ」
ベリルはそう言って、リンの前から姿を消し去った。
「ベリル……」
リンは黒天使の名を呼んだ。
明日起きたらラフィアを真っ先に見よう、そう誓った。

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