2017_09
25
(Mon)19:17

ユラのイタズラ

※この小話を読む前に「空に舞う白い羽根」を読む事をお勧めします。

ラフィアが下駄箱を開くと、そこから白い煙が出た。
「きゃっ!」
ラフィアは短い悲鳴を上げる。
「ラフィ!」
リンはラフィアに近づくと、ラフィアの身に起きた異変に気付く。
ラフィアの頭には猫耳が生えていたからだ。
「どうしたの? リン君……」
リンの表情が凍りついている事に、ラフィアは戸惑う。
「あっはっは! 何だよその頭!」
ユラは笑いながら現れた。
ユラはリンの弟で、一日一回はイタズラを仕掛けるのだ。ラフィアの頭に異変を及ぼしたのも彼が原因だ。
ラフィアは自分の頭に触れて、自分に起きたことに気付く。
「ひゃっ! 何これ!」
頭に柔らかい物が出ていて困惑した。
「ユラ……」
リンの声には怒りがこもる。
「今すぐラフィを元に戻せ」
「やだよ、ラフィの猫耳結構似合ってるじゃん、ラフィがその頭のまま校内を一周したら考えなくもないけどな」
無茶な条件にラフィアは涙目になる。
こんな姿を同級生に見られたら次の日には変な目で見られる。
それだけは困る。
「それはお前の基準だろ、ラフィに迷惑をかけるなよ」
「あー! 兄さんが怒ったー逃げろー!」
ユラは楽しげに言うと、二人に背を向けて逃げた。
「待て!」
リンはユラを追いかけた。
その後、ラフィアは元に戻り、ユラはリンに叱られたのだった。

返信
ユズリハさん>
退院しました。静養します。

俊樹さん>
自分は水泳が好きですね

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