2007_08
16
(Thu)11:25

それは、夜のことでした。

Category: 日記
「あー熱いな……」
私は風呂から上がり、締め切っていた扉を開く。
そこには信じられない光景が広がり、私は呆然とした。
「!?」
 奴が廊下に忽然と姿を現していたからだ。あまりの事態に
私の全身は硬直する。
 数日前にも一度その姿を見せたが、それきり行方不明になったままだが
予告もなしに突然姿を現されると、どう対処して良いのか分からない。
(動かないでよね)
しかし私の思いとは裏腹に奴は、小さな体に似合い素早く動き
近くにあったダンボールの箱に音を立てて登る。
(勘弁してよ)
心臓が鼓動を打ち、私は足音を押し殺して動いた。
私は奴がこの世界で一番嫌いなのだ。こうして奴と遭遇するだけで緊張するものだ。
かと言って、このまま放置しておけば、確実に家族に迷惑がかかる。
 何か退治できる道具が無いか私は周囲を見回すと、ある物が目に飛び込んだ。
(これは……)
 そこには一台の掃除機があった。これで吸い込んでしまえば
 一件落着ではないか。
 その間にも奴は、階段の壁に移動し、動かなかった。
 チャンスは今しかない。音が五月蝿くて迷惑になりかねないが止む得ない。
 私は急いで掃除機のコードを繋ぎ、電源を入れ、数秒足らずで奴を吸い込んだ。
 一瞬のことだった。   
「はぁ……はぁ……」
 電源を切り、私は何度も呼吸をした。
 どんなに頭の中から振り払おうと、奴の姿だけは忘れることはできない。
 しかし退治はした。これでしばらくの間は安息が訪れる。
 私は心の底から自分を褒めた。
  

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 ほとんど実話です。
 この後、もう一匹出て同様の方法退治しました。
 どうも私は生き物に好かれるようですが、前にも言ったように
 蝶や天道虫に好かれたいです。奴は御免ですね。
 
 今はクロノクロスの曲を聞きながら打っています。
 光田さんは凄いなと思いました。一つ一つの曲に力が入っています。

 拍手を下さった方有難うございます。
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